シャンパーニュ・オーク


champagneoak

シャンパーニュ・オーク、
フランスの秘境から

QUALITY

 

フランス・シャンパーニュの内陸、深く暗い森の一角に、古くから続く現地産業として小さな樽の工房が営まれています。その伝統の樽工場から、日本の建築のために企画されたまったく新しい建材、それがシャンパーニュ・オークです。

屋久杉を思わせるような杢目、深いオレンジに傾倒する濡れ色の美しさ、時に黒ずみゴールドを伴った茶褐色へと変化する塗装への反応など、一般に知られるオークとは似て非なる質感や特性を持っています。

アンティークに通じるようなエレガンスが、空間に美しい深みを与えることでしょう。

植村産業株式会社建材事業部

STORY

ワインの熟成には樽に使われる木材の成分が大きな影響力を持っています。最高級の木材が使用され、最良とされるオークは各生産地の大切な資源として、歴史的に食文化と産業を支えてきました。

 

シャンパーニュ地方はフランス最北に位置し、夏と冬の気温差は激しくなく、平均気温は11度ほど。日照時間は2,100時間に及ぶこともあるほど多く、降雨量も少なめです。その土壌や日照、鉱物を多く含む水質などの特性から、ここで育成地されたフレンチオークは、オークの常識を覆す個性を持っていました。

植村産業株式会社建材事業部

樽の余剰材を建材として利用できないか。私たちは海を渡り、オークの森へと踏み入れ、オーク材の取り扱いに長けた、ワイン樽製造の老舗企業と提携し、日本向けに3種類のフローリングを開発しました。いわば国境を越えたローカルビジネスの誕生です。

 

この風変わりな、建材のプロデュースに携われたことは私たち建材事業部にとって大きな喜びであり、その溢れる魅力が多くの方に愛されることを願うばかりです。私たちは生産者たちとの話し合いの末、彼らの「樽」の主たる用途、そしてその地場産業に与えられた特別なブランドに敬意を表して、この建材を「シャンパーニュ・オーク」と名付けました。

EPISODE

シャンパーニュ・オークの製造では、長年に渡り適性に管理されてきた樹齢150年程のフレンチオークの良材を、フランス国内で製材加工。その過程は半年から1年の浅積み乾燥、2~3週間の人工乾燥、その後に1週間の養生期間を経てフローリング材に加工されます。膨大な時間と手間がかけらるため、生産はごく少量ずつの特別な商品です。

本物のフレンチオークフローリングをお求めの方は、ぜひご検討ください。

植村産業株式会社建材事業部

シャンパーニュ・オーク 関連情報